今回は、現役時代に巨人・横浜などで活躍された仁志敏久さんの内野守備に関する記事から抜粋させていただきます。
まず、守備にテーマとして
「いかにスローイングにつながるか、それが守備の最重要テーマでした。」
ということでした。
これは、奥深い言葉である。
内野手の場合はどうしても”捕球”が一番に重要視されがちであるが、どうにかして”捕球”に意識を持っていかない方法が大切だと私も考えるからである。
仁志敏久さんのこの言葉においても、方向性は違うかもしれないが到着地点は同じだと思います。
では、他の項目をピックアップしていきたいと思います。
まずは、スタートです。スタートの時点で姿勢が高かったり、頭が上がったりすると、いい捕り方はできません。
これは、私の考え方とは真逆ですが仁志敏久さんはこのように言っています。
「プレジャンプ」といって小さくジャンプしてからスタート。バッターがインパクトを迎える少し前に浮いているイメージです。テニス選手がサーブを打ち返すときにも使っています。大事だのは、その場で動きが止まっていないということです。感覚的なことをいえば、バットに当たってから動くのではなく、当たった時には動いてる。
これは私自身も同じ考え方です。私は、「SplitStep」と言っていますが、詳しくは体修塾理論 内野守備編(3)を参考にしてください。
ボコボコのグラウンドではいつ打球がはねるかわからずに、恐怖心を覚えてします。
間違いないと思います。これでもかというぐらい整備を練習中はいれるべき。良く「整備を一生懸命やるものはうまくなる。」などと指導者は言うが、これは実際にそうで、何も善を積んて野球の神様にいざというときは助けてもらおうなどという神頼み的な考え方ではなく、イレギュラーの少ない状態で多く練習することがうまくなる条件であるからである。なので、私は、ノックのときには難しいバウンドが打ちません。グラウンドが荒れていればなおさらです。それを、「根性だ。」「気持ちだ。」と言って厳しいノックを打っている指導者は失格だと思う。しかし、これは指導者として失格なのであって、人格者としてみれば、中には素晴らしい人間もいるかもしれませんね。
グラブの角度を変えることによって、体の動きも変わってくる。
自分のイメージしている通りに体を動かせている選手は少ない。必ず、イメージと実際のギャップがある。これを指導者は証拠をつかみつつ指導しなければいけないと思う。ちなみに、私はグラブを持って走るときにグラブに使い方についても指導します。グラブって大切です。
カットマンの後ろにいる野手の役割が大切になります。どこに投げるのか指示を出すのは、この選手ですから。
カットプレーに関わらない人間は指示。以外とできない選手が多い。練習から意識していかないと難しい。
フライは「両手で取らない」こと。プロでは両手で捕らないほうが、腕を動かしやすいことを知っています。
これは基本です。正直、ゴロもスローも両手で捕る必要はないと思います。
以上、侍ジャパンでも守備指導をしている仁志敏久さんの記事からでした。私も高校生のときには、仁志敏久さんが巨人で全盛期のころを見ていましたから、憧れんお選手ん一人でした。今でも極小のMIZUNOのセカンド用グラブは鮮明に記憶に残っています。ほぼ守備用グラブでしたよね。
参考になることもありましたが、従来型の古い考え方も根強く残っていることがわかる良い記事でした。とても勉強になりました。