野球についての本を読み進めていきます。
今回からは、落合博満さんの「采配」です。
どんな局面でも、采配というものは結果論で語られることが多い。
采配の是非は、それがもたらした結果とともに、歴史が評価してくれるのではないか。
ならばその場合に立ち会って者は、この瞬間に最善と思える決断をするしかない。
【「自分で育つ人」になる】
本当の意味でのプロとは、自ら考え、責任を持って行動し、積極的に教えを乞い、成長を続ける、いわば「自立型人間」のことである。
私もチームのあるべき姿の理想は、自分で自分の課題を理解して自主練習をしてから全体練習に参加する人間がたくさんいるチームである。自主練習をする時に群れることなく、自分のために時間を使い、試合や全体練習の時には、全体のために自分を犠牲にできる人間が多いことが理想である。
そして、全体練習には時間を費やさずに、チーム戦術の確認と連携プレーの確認のみに時間を使う。なるべく短い時間で終わらせて、自主練習の時間を長くとる。
もちろん、選手との会話の中で全体練習や試合などで出た各自の課題については話し合いを常に持ち、足りない部分を認識させておくことは大切である。