夏の大会が各地で繰り広げられてる。
大会を見ながら野球について考察を続ける。
走塁について、試合を見ていて気付いたことがあった。それは、3塁ランナーのスタート指示である。専門の教諭先生が顧問をしているにもかかわらず、指示などが決まっていなと感じられた。
ケースは、ノーアウト1・3塁、内野手はダブルプレーを狙い二遊間は中間守備、一塁・三塁手はオンラインというシフト。加えて、投手が「俺もダブルプレーね。」と言葉にしていた。
普通であれば、守備側の言葉を完全に鵜呑みにしてはいけないが、3塁ランナーはゴロゴー、飛んだコースの判断をなくして迷いなくスタートを切らせるケースだと私は考える。
しかし、そのチームは3塁ランナーがゴロにもかかわらずスタートを躊躇した。
結果的には1点入ったのだが、指示が徹底されていなかったのか、それとも3塁ランナーへの指示などないのか、真相はわからないが高校野球であればこの程度はチームで詰めておくべきだろう。
走塁はとても奥が深い。ゆえに可能性を秘めている。
「機動破壊ー健大高崎 勝つための走塁・盗塁93の秘訣ー」
「ディレードスチールは、なぜ決まるのか」
野球においてディデードスチールが誕生したのは偶然だといわれている。盗塁のスタートが遅すぎた走者がいたが、捕手が投げなかったために盗塁に成功した。
「ディレードスチールの基本と応用」
ディレードのスタート(シャッフル後に走り始めるタイミング)は、投球がホームプレートを通過するところを目指してやっています。」ただ、そこを目で見てスタートをした場合、人間は反応速度があるので、絶対キャッチャーが捕ってからスタートするようになってしまう。だから、『ホームプレートとマウンドの真ん中を通過したらスタートしよう』と言っています。
「よりディレードスチールが効果的な場面」
使うのは相手が集中力が落ちたときですね。1ヒットで6点差になり、「あ〜」となった2アウト一塁の1球目ですね。これは誰が走ってもほとんどセーフになります。
あとは審判に注意された後の初球。「クイックで(セットポジション)止まってない」とか「牽制が多すぎるよ」とか、そういう後はすぐに行きます。これはもう、チーム内の暗黙の了解ですね。
私は、野球人生の中でディレードスチールをしたことがない。よって、指導もできない。しかし、とても興味深い。なかなか、ゲームに出場する機会がないので試す機会がないが、選手にはぜひ教えて実践させてみたいと思う。
足が遅いと思っている選手にとっては盗塁のサインを出すよりディレードの方がいいのではないかとも考えことができる。キャッチャーが気づかなければ必ずセーフであるわけですし、試してみる価値もあるし、生徒の自信や興味にもつながればさらに面白いことになると思う。
新チームに早速取り入れてみたいと思う。
行動あるのみ。