「機動破壊ー健大高崎 勝つため走塁・盗塁93の秘訣ー」
一塁走者のテクニックについて、
【レフト前、センター前にシングルヒットの場合】
走塁を一生懸命やっているチームでは、全力で行ってレフトが捕ったら止まるという形が多いです。
だからウチでは、レフトが捕る直前に1回スピードを緩めて、捕る瞬間にもう1回加速する。加速したときに弾いていれば、三塁へ行けます。レフトが捕るのと、ベースを踏むのがちょうどいっしょになるぐらいがいいですね。
これは、打者走者も同じくである。一塁まで全力疾走というのは賢くない。スピードを落とさない状態で一塁を回ることでワンハンブルで次塁を狙える走塁をする必要がある。
【一塁走者のタッチアップー外野フライの場合ー】
「タッチアップです。落下点に入っている、もしくは完全に追いついているというランニングの緩んだような追い方の場合は、タッチアプの体勢を取る方が、次の塁を狙うには現実的だと思います。もちろん、右中間や左中間の全力速で追っている打球、外野手がぎりぎり手を伸ばして捕るような打球は、極力大きなハーフウェーを取ることが正しいですけどね。」
これは、それなりの飛距離が出せる打撃を持っているチームが成せる走塁である。打撃不足であり、走塁に力をいれているチームはハーフウェーが一番である。