采配(10)

采配 落合博満

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常勝に志すことがどの分野にも生きてくる。落合博満の考え方が必ず自分の人生の糧になることがあると。

今回は、第6章 次世代リーダーの見つけ方、育て方についてです。最終章になります。

ープロフェッショナルは、階段を踏んで育てるー

1のレベルから2、3、4、と、ある程度の時間がかかっても辛抱強く、段階を踏んで教えていことだろう。

世の中がどんなにスピーディになっても、後進や部下の育成は守るべき順番を守り、必要な時間はかけなければならない。急がば回れなのだ。

指導する際に、道筋を選手に挿ししめてあげることが必要であるということだろう。特に、アマチュア野球ではスキル表などを作成し、選手自身がどのレベルまで可能なのか実践できるのか確認・認識しつつ練習することが大切。

ー監督の仕事は、選手ではなくコーチの指導ー

 監督がひとつの方向性を明確に示さなければ、チームは動きようがない。

 コーチたちとのコミュニケーションは十分に取り、私がコーチの提案を受け入れないということはない。バッティングについては私が最終的に「こうしよう」と判断した考え方で指導してもらっていた。そして、それをコーチに伝え、コーチが選手に間違った伝え方をしていると私が感じれば、コーチに指導していたのだ。

 ひとつは、絶対に押しつけてはならない。そしてもうひとつは、スポーツ界では長く当たり前のことのように行われてきた鉄拳指導の禁止である。

ー世代交代、配置転換はタイミングがすべてー

 監督は一人の選手を特別扱いしてはならないが、その選手の置かれた状況に配慮してやることは必要だと考えている。

 サインというのは、岩瀬の立ち居振る舞いだ。練習の時から投手陣の輪の中で岩瀬がどういう行動を取っているかをつぶさに観察していれば、そのサインを見逃すことはない。

ー「リーダー不在の時代」ではないー

 新たな事業に多額の投資をしていくよりも、これまでの時代の流れを振り返りながら現状を維持する努力を続け、チャンスが訪れたと感じた時に攻める姿勢で前に進めるか。力を蓄えておく時期ともいえる。そしてチャンスが訪れたその際に、即座に陣頭指揮を執れるリーダーを育てておくことも必要だろう。

 昔の人と比較してばかりいたらリーダーは育たなくなってしまう。

 

采配 落合博満

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投稿者: 大林智也

新潟県内で「体修塾」という名で野球の個別指導をしています。 激しい変化の時代に、野球にどのような可能性があるのか、日々考えています。 そして、野球をplayすべての選手たちが「野球を楽しむ」ことができるように、変えていきたいと思っています。そのための、「個別指導」。これからの野球は個別指導・少人数練習が主流になります。このmind setを広げるために2016年から活動しています。 [経歴] 新潟県柏崎市出身 中学:柏崎リトルシニア 高校:新潟県立柏崎高等学校 大学:日本体育大学 体育学 学位 中高保健体育教員免許保持 大学院:上越教育大学大学院 教育学 修士 スポーツ心理学専攻 2019年まで学校現場で子供たちを指導してきました。2020年に独立。 選手としては五流。ですが、体育大学に入学できるほどスポーツ全般・運動が得意です。加えて、大学院までいき運動学の研究の分野にも関わっています。 ただ野球が上手いだけでない。 「野球」×「運動学」×「教育現場」×「研究」×「トレーナー」を掛け合わせ野球指導者です。 よろしくお願いします。 #体修塾 #個人指導  #ラプソード

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