バッティングの理屈 落合博満
高校時代に「落合博満の超野球学〈1〉〈2〉」に初めて出会っている。
そこから、10年以上の時が経ったことになる。
昔は、納得することが多かったと思うが、今読むと”古いな”と思う部分もあると感じた。しかし、また”基本”を読み返すことでたちもどることもできると思うのでしっかし読み込んでいきたいと思う。
第1章 野球は理屈で考えよう「十人十色の中の基本」
ー両目でボールをとらえ、正しいコンパクトなスイングで打とうー
打者はボールを両目でしっかりと見ることが難しいのだ。
バッティング時のボールの見え方は、左右というより前後らしい。目にとっては遠近視野を使用していると言われている。よって、両目で見ることができないとボールに当たる確率が下がることになる。ボールに当たらない選手にはオープンスタンスなどで構えさせるなどの工夫が必要になる。
バットスイングにおけるコンパクトとは、『こぢんまりとした』ではなく、『無駄のない』と解釈しておきたい。では、バットがどう振ればいいのか。簡単に言えば、”スイングは大きく速く”が理想であると、私は考えている。
大きくというのは、スイング軌道は長くとるということと。速くとは、弓を引くよにトップを深くとり降り出すとのこと。
私個人的には、トップをそこまで深くなくリラックスできる位置で構え、インパクト後を大きく取ることでスイング軌道を長くするべきだと考えている。10年で時代の流行はここまで変わるのだ。しかし、指導方法の引き出しの一つとして頭に入れておこう。
バッティングの理屈 落合博満
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