バッティングの理屈(16)

バッティングの理屈 落合博満

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第5章 上半身のメカニズム「あえて松井秀樹の欠点を分析する」

ー意識と実際の動きのギャップに気をつけようー

トップに位置は『ストライクゾーンの上限より高く』

なぜなら、ストライクゾーンの上限よりも高い位置にトップがあれば、すべての高さの投球に対してバットを振り下ろす感覚で対応できるからだ。

1998年の日米野球で来日したサミー・ソーサ(カブス)から、松井はバッティングに関するアドバイスに関するアドバイスをいくつも受けた。そのひとつに、「軸足で回転して打つ意識」というものがあった。

どんな競技であれ、スポーツ選手には頭で意識している理屈と実際に表現している動きが異なっていることがある。

そのことは、松井自身、いや松井の体がわかっている。そこで、ボールの威力に負けないように、無意識のうちにバットを上から振り下ろそうとする。この体の動きの修正は、スイングに余分な動きを生み出す。下から出たバットを上から振り下ろすように軌道修正するー聞き慣れた表現を使えば、”スイングが波を打つ”のである。

 

落合博満 バッティングの理屈 三冠王が考え抜いた「野球の基本」

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投稿者: 大林智也

新潟県内で「体修塾」という名で野球の個別指導をしています。 激しい変化の時代に、野球にどのような可能性があるのか、日々考えています。 そして、野球をplayすべての選手たちが「野球を楽しむ」ことができるように、変えていきたいと思っています。そのための、「個別指導」。これからの野球は個別指導・少人数練習が主流になります。このmind setを広げるために2016年から活動しています。 [経歴] 新潟県柏崎市出身 中学:柏崎リトルシニア 高校:新潟県立柏崎高等学校 大学:日本体育大学 体育学 学位 中高保健体育教員免許保持 大学院:上越教育大学大学院 教育学 修士 スポーツ心理学専攻 2019年まで学校現場で子供たちを指導してきました。2020年に独立。 選手としては五流。ですが、体育大学に入学できるほどスポーツ全般・運動が得意です。加えて、大学院までいき運動学の研究の分野にも関わっています。 ただ野球が上手いだけでない。 「野球」×「運動学」×「教育現場」×「研究」×「トレーナー」を掛け合わせ野球指導者です。 よろしくお願いします。 #体修塾 #個人指導  #ラプソード

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