バッティングの理屈(22)

バッティングの理屈

IMG_2197

第6章 スタンスについて考える「クローズドスタンスのメリットと注意点」

ークローズドスタンスでは引っ張ろうという意識を捨てようー

クローズドスタンスについて考えていく。

オープンスタンスが両目でしっかりと投手の姿を捕捉できるのに対して、クローズドスタンスでは、どうしても投手を斜めの角度で見るようになってしまう。追って説明していくが、こうした部分はクローズドスタンスの持つ欠点につながる要素だ。

メジャーリーグ中心選手 ジェシー・バーフィールド選手

「中から外へバットを押し出す、つまりインサイドアウトの考え方で、右中間をターゲットにしている。インコースのストレートでもアウトコースの変化球でも、とにかく右中間へ持って行くんだ。ただし、インコースにきた変化球だけは左中間へ打ち返す。打者の肩口から入ってくる緩いボールを保左方向に打てば、飛距離も出るものなんだ」

パワーを前面に出した打ち方をする。そして、インサイドのボールを引っ張り込むなど、次第に自分のスタイルを崩してしまったのである。

クローズドスタンスに適応するのは、右打者ならアウトコースのすべてとインコースのストレートを詰まっても右中間へ弾き返そうという意識を持ち、インコースにきた緩いボールだけを左中間に引っ張ろうと考えられる打者である。

ここも、あくまでも構えの話をしていると思う。落合さんは構えと打球方向の関係を論じているが、私は、ステップ後のスタンスが打球方向と関係していると思う。ここでのスタンスの話は、ボールと投手の見えやすさということのみでも良いのでは。

構え:クローズ ステップ:オープン

構え:クローズ ステップ:スクエア

構え:クローズ ステップ:クローズ

軸足:投手寄り 垂直 捕手寄り

のパターンがあり。ここまでパターン化して見ていくことが必要であると思う。

落合博満 バッティングの理屈 三冠王が考え抜いた「野球の基本」

広告

投稿者: 大林智也

新潟県内で「体修塾」という名で野球の個別指導をしています。 激しい変化の時代に、野球にどのような可能性があるのか、日々考えています。 そして、野球をplayすべての選手たちが「野球を楽しむ」ことができるように、変えていきたいと思っています。そのための、「個別指導」。これからの野球は個別指導・少人数練習が主流になります。このmind setを広げるために2016年から活動しています。 [経歴] 新潟県柏崎市出身 中学:柏崎リトルシニア 高校:新潟県立柏崎高等学校 大学:日本体育大学 体育学 学位 中高保健体育教員免許保持 大学院:上越教育大学大学院 教育学 修士 スポーツ心理学専攻 2019年まで学校現場で子供たちを指導してきました。2020年に独立。 選手としては五流。ですが、体育大学に入学できるほどスポーツ全般・運動が得意です。加えて、大学院までいき運動学の研究の分野にも関わっています。 ただ野球が上手いだけでない。 「野球」×「運動学」×「教育現場」×「研究」×「トレーナー」を掛け合わせ野球指導者です。 よろしくお願いします。 #体修塾 #個人指導  #ラプソード

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。