バッティングの理屈
第7章大きく速いスイングを身につけよう「自分にあったトップの位置の見つけた方」
ーバスターでトップの位置を見つけようー
トップの位置は、どうやって見つければいいのか。実は、私が見つけ方を書くまでもない。すでに多くの選手が練習で取り入れているはずだからだ。それは、バスターの練習である。
トップの位置からミートポイントに一直線に降り出すスイングと逆の動きなのだ。
「スイングの弧を大きくしよう」
ートップの位置からミートポイントまでの動きが、バッティングの生命線となるー
構えからトップの位置に入れるまでの動きというものは、スイングのメカニズムの中では、理にかなったスイングをするための「予備動作」だと位置づけた。
体格が大きい=ロングヒッター、体格が小さい=アベレージヒッターという概念を完全に頭からはすずということだ。
そこからミートポイントまで一直線に振り出し、フォロースルーはできるだけ大きくとるものだと定義した。
イメージと現実は分けて考える必要がある。これはコーチングの時に気をつけなければいけないことだ。落合さんの言っていることはイメージの世界の話が多いと考える。本人のイメージではポイントまで一直線に出ているが、決してプロ野球選手のスイングスピードでは一直線には出ない。バリー・ボンズの素振りが大根切りなのと同じである。なので、小・中学生はプロ野球選手のイメージを鵜呑みにしてはいけない。
そこで必要になるのが指導者であると私は考える。