バッティングの理屈
第8章バットの選び方、握り方「バットの握り方について」
ーバットの握り方は、両手の小指にだけ力を入れておけばいいー
”グリップをミートポイントにぶつける”動作においては、バットを正確にコントロールする必要がある。そのためには、バットをどう握っていればいいか。私の経験では、両手の小指に力を入れておけば、バットはしっかりとコントロールできる。
両手の小指に力を入れておけば、残りの指を遊ばせ、手のひらに力を入れなくては、バットは自分の思いどおりにコントロールできるだろう。
「グリップエンドに小指をかけてはいけない」
ーグリップエンドに小指をかけるなら、バットの長さや形を変えようー
バットのグリップはなぜ作られたのかを考えてみる。ひとつの理由は明快である。万が一グリップが滑っても、グリップエンドにひっかかってバットを放り投げてしまう事故を防ぐためだ。
そのひとつ、スイングする際のパワーのロスを防ぐこと。もうひとつは、体に近いボールが投げ込まれて時、グリップエンドがあれば、手に直接ボールが当たってしまうことを回避できるのだ。
小指をグリップエンドにかける握り方はどうだろう。最も肝心な”小指にだけ力を入れる”ことができないのだ。