前年度、明治神宮大会優勝の高松商業が今回のセンバツでも活躍を見せている。
背番号1の浦投手のツーシームに注目してみたい。
主に、左バッターのインコースに投げているようだ。左バッターが序盤に避けるような動作を見せるのがそれだろう。
グラブの中に見える握りが一般的なツーシームの握りに見えるが、親指は真下に置かない握りに見える。
フォーシーム(ストレート)がナチュラルに変化するのかと思えば、綺麗なフォーシームもあるので使い分けているようだ。
ツーシームとスライダーの横の変化を左右持っていることで、130km/h前後のフォーシームでも全国で通用しているのだろう。
従来の投手の変化球というとスライダー全盛期がここ数年続いているが、手首を無理に使用したり、腕をひねったりと肘や肩に負担のかかる投球をしている選手も多いようだ。
投手はまず、正しいフォームでカットボールとツーシームを覚えることが一番だと私は考えている。そこからの派生で、落ちる系や緩急系としてのテェンジアップやカーブなどを覚えていくことが理想ではないか?