人生の勝利者たれ 渡辺元智
chapter.3 野球の話
「ノック」
【球児たちへ】
・ただノックを受け、ミスしなかったから良かった、で終わるのと、周囲の観察もしながら受けるノックはまったく違う。
・例えば体力を付ける、足を速くする。実際に捕球できている先輩や仲間が、どうやって捕っているのかを観察しれマネするのも方法だ。
・仲間の肩はどうなのか、捕球技術はどうか。得意なこと、苦手なことはなにか。そういうことを知っておけば、足りない部分をフォローすることができる。自分の足りない部分を知ってもらえば、カバーしてもらうことができる。
・ノックはチームのベストな守りを探す練習でもある。
【すべての人たちへ】
・守備練習は可能な限り、投手をマウンドにつかせて行う方がいい。投手が動いてからノックを打ち、そのボールに対して実践同様に全員が動く。常に実践が想定しなければ、練習のための練習で終わってしまうと肝に銘じたい。
・自信がつけば、正面のゴロでも勇気を持って処理できるようになる。
・シーズン中はなかなかできないかもしれないが、オフなら時間もたっぷりある。1日一人、いや一人に2〜3日かけてもいい。
私も、ゲーム形式のケースノックを多くします。しかも、長々やらずに短時間を何セットかするようにしています。そこでエラーしたのもは練習不足とみなしています。そこを自主練習で克服する計画を立てられることが重要です。
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