人生の勝利者たれ 渡辺元智
chapter.1 3つの約束
「目標がその日、その日を支配する」
【球児たちへ】
・十里の旅の第一歩と百里の旅の第一歩は、同じ一歩のように見えて違う。十里の旅、百里の旅には、それぞれの旅に合った旅支度を、覚悟をして臨まなくてはならないと説いている。また、原文では「三笠山と富士山」になっているが、現代の子供たちにイメージしやすく言えば、エベレストと富士山に登る第一歩。装備、計画が違うのはもちろん、登る前の練習の仕方も違ってくるのがわかるだろう。
【すべての人たちへ】
・指導者、管理職、リーダーであればなおさら、個人の目標、チームとしての目標をどこに置くか塾考してほしい。1つ目の目標は高く置いていい。高校野球で言えば「全国制覇」でかまわない。
何か集団を導くものであれば必ず目標を設定しなければいけない。その設定が一番難しい。渡辺さんはエベレストにおけばいいというが、意識の低い集団にそれは難しい。それだけでモチベーションを下げてしまう。
その集団にあった目標設定。これが指導者には求められるだろう。
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