非常識のすすめ 里崎智也
第1章 非常識という常識
【ダルビッシュとマー君は、どちらが凄いか?】
・捕手のリードは「塩・胡椒」だと考えている。
・コントロールのいいピッチャーの特徴は、キャッチャーから見て、つまり打者から見ても、なかなか胸のマークが見えない。胸が見えた瞬間には、腕が一緒についてきている。良く言われる”開かない”フォームの典型。右投手なら左膝と左肩が打者にぐいっと向かってきて、なかなか開かないので胸が見えないのである。
・マー君の凄さは、多種多様なボールを思ったところに投げることができる。球種も考えると「5分の1」で外内を含めると「10分の1」になる。
・この確率が高い投手には「1,2の3打法」で正確に捉える。
・元々バッターというのは受け身だが、タイミングの合わないピッチャーを相手にする時は、ますます受け身になって、「大事にいかなきゃ」と考えて見たり、雑念だけが増えて集中力がなくなる。
この話で面白かったのは、スクイズをされた場面で打者走者が内側を走り守備妨害を成功させたことである。「まじ、ラッキー」と思ったそうだが、捕手は常に打者走者の走る位置を確認しておき、ここぞという時に、ある程度の確証を持ってアピールするのも技術の一つだと思う。
#野球 #非常識