非常識のすすめ 里崎智也
第1章 非常識という常識
【大谷の二刀流こそ非常識の常識】
・旧態依存とした体質は根強く、いつも開拓者は叩かれて批判の的にされる。自分たちが守ってきた古い価値観を破壊されてしまうのが怖いのだろう
・大谷選手は、「打てる球を持っている」という配球の読みをしているのだと思う。そういうバッターに対してのリードのポイントはインコースの駆け引きになるだろう
【200球を投げることは必要か?】
・16年間のプロ生活で、投げ込み必要論と、肩肘を消耗品と考えた不要論の両方を体験した。ボビー・バレンタイン監督のキャンプでは、ピッチングは球数ではなく15分間の時間で制限された
・15分間では、良く投げられても60球程度
・後付けの理屈かもしれないが、おそらくピッチング練習の時間が15分間しかなかったので、真剣度、集中力が増したのだ
・長時間やれば、練習をやったと評価するのは間違いであり錯覚だ
私も投手は投球数をかなり減らしていた。投球もランダムで納得いかないからもう一球もなくした。ストレートが納得いかなければ一球変化球を投げてからもう一度ストレートをコントロールしなさいと言っていました。それが、里崎さんいうところともあうと思います。