非常識のすすめ 里崎智也
第3章 異端のキャッチャー論
【配球とリード】
・配球とは、誰がピッチャーであろうとデータに当てはめるだけの机上の空論
・リードはレベルに合わせてA・B・Cに分ける。
・ピッチャーの制球力に精度がなく、投げてみなければわからない。ピッチャーのいい球、得意な球を引き出して生かしていくリード。これが初期段階のリードと言えるCだ。
・もう一段階ピッチャーのレベルが上がってくると、次のバッターの長所、短所を踏まえたリードになってくる。これがB。
・まっすぐも変化球も、球威とキレを持ち、インコース、アウトコースと、きっちりと投げ分けることもできる。調子に左右されず、安定してコントロールできるボールを2つ、3つ持っている。そんなピッチャーはAのクラスのリードになる。
・バッターの長短所を数値で表すが、一流のバッターに本当の短所はない。意識せずとも打てるところが長所で、意識したら打てるところが短所。
・いかに短所を意識させるのか。それがリードの中で重要な駆け引きだ。
第2章まではあまり面白くない話が多かった。なので、第2章後半は割愛しました。読みたい方はどうぞ。そこで第3章、この本の本当に面白いところここからだ、ぜひ第3章からよむことをおすすめする。
今回の内容は、配球とリードの違いについてだ。私はキャッチャーでないので配球やリードについてしっかりとした理論を持っていなかった。しかし、ここはとても参考になる。
里崎さんのリード論でいうと、高校野球で配球通りのリードは無理ということになるだろう。
高校生はBリードまで行ければ良いということだろう。ほとんどは、C止まりだろうと思う。逆に言えば、Aまで行くことができれば、たとえ130km/h前後でもプロでやっていけるのだろう。
このリードについては再考が必要だと思う。
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