非常識のすすめ 里崎智也
第3章 異端のキャッチャー論
【ピンチの配球】
・データがどんどん蓄積されていくと、失敗したデータも入ってきて、より慎重になる傾向が増したような気がする。だが、その中でも、譲れないルールがひとつだけあった。「自分が後悔しないようにする」そういう自分ルールだ。
・この戦場の真ん中にいる僕自身が、悔いなく何を選択するのか、というブレないものだけは守りたかった。
・日本シリーズの第3戦で、渡辺俊介が和田さんに対して5球続けてカーブを投げ、内野ゴロに打ち取ったことがあった。
・そこで突然、カーブを5球続けたりすれば、相手にインプットされていたデータがグチャグチャになって混乱するのだ。
自分ルールがあることは、ピンチの時の拠り所になると思う。究極の場面では誰でも混乱しているし、冷静になるための自分ルールは大切だと思います。
自分ルールや情報と違うことをする時は、大きく違うことをするべきだと思う。でないと後悔するからだ。「やっぱりルール通りいけばよかった・・」などと思いかねないからだ。
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