長打力を高める極意 立浪和義
第2章 長打力を支える実践的な応用技術
【ステップが広くなると、強い打球の可能性が減る】
・プロ野球のキャッチャーは150キロ以上のストレートを難なく捕球しているが、それはその場に座っているから。極端な話、「前に動きながら150キロを捕れ」と言われたら、一気に難易度が上がるだろう。
・ステップが広くなることは「頭の位置が動く」ことにも繋がっていく。
・頭の位置が動けば、目線もぶれる。バッティングとは、一番太い部分の直径がおよそ6.5センチのバットで、直径約7~7.5センチ、円周23センチほどのボールをとらえる動作。
ステップ動作によって頭の位置が動くことをどこまで良しとして、どこまで悪しとするのかの議論は長く続いてきている。立浪さんはステップが大きくなることによって頭が前に動き、それはなるべくなら良くないと考えているようだ。
私の基準は「踏み込み足をついた後に頭の位置が動いてはいけない」という基準にしている。打つか打たないかボールがどこを通るのかという判断は1/3で終わっているので、頭が動きながら打つことによって極端に打率が下がるとは思えない。強いて言えば、スイングスピードなり回転運動が鈍るというデメリットはあると思う。
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