長打力を高める極意 立浪和義
第3章 「強打者別」に学ぶ長打を放つ秘訣
【鳥谷敬は好打者だが、引っ張る強さを備えればさらなる高みに】
・2011年にはリーグトップの出塁率3割9分5厘、さらに2013年と14年は、自身初の出塁率4割超えるを記録している。
・ライト方向に強く引っ張るバッティングだ。トップが深いことと紙一重ではあるが、彼はバックスイングをとる時に、手が背中側に入るクセがある。グリップが体の後ろへ隠れてしまう。
・鳥谷選手が今持っている技術と選球眼に、インコースを引っ張る強さが加われば、鬼に金棒。間違いなく日本を代表する左バッターに育っていくはずだ。
【左右の若手のいち押しは山田晢人と森友哉】
・彼はステップが狭く、間のとり方がうまい。いったんバットを肩にかつぐように寝かせておいて、始動と同時にピンと垂直に立てる独特のフォームだが、あれはあれでトップからインパクトまで無駄なく振り切れているので問題ない。
・構えが前かがみすぎるのが少し気にはなるが、本人はあの方が力を出しやすいのだろう。
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