左バッターを科学する ベースボールマガジン社 編
第2章 データから左バッターの優位性を読む
【対右ピッチャーの成績から検証 打率、安打数とも左バッターが有利】
・打席数に違いがあるため、本塁打や安打数での比較は難しいですが、打率で比べると、やはり対右ピッチャーでは左バッターの方が高い数字を記録しています。
・違いが表れているのはスライダーとフォーク、チェンジアップ。右バッターに対しては外に逃げるスライダーを多投していることがわかります。一方で左バッターに対しては、フォーク、チェンジアップといったタテの変化をより多く使う傾向が見えてきます。
・打率や安打数には、内野安打の影響もあり、数字から見ても左バッターが有利ということは言えるかもしれません。
これは面白い。プロは右投手の対左打者はスライダーが少ない。左バッターでないので考えたこともなかった。捕手でもないので、視点になかった。プロの感覚とは違うということがわかった。