球辞苑「球持ち」2

前回に続き「球持ち」という野球用語について球辞苑の内容を元に考えてみます。

曖昧な野球用語を同じ認識で捉えるための作業になります。

【球辞苑「球持ち」】

[シカゴ・カブス 上原浩治選手]

まず一言目に「球持ちが良い、球持ちが悪いっていう表現が僕にはわからない。」

→「球持ちが長い、短いで表現するべきである。」

球持ちが良い=リリースポイントが前・長いという事であるならば、上原投手はリリースが短いので球持ちは短いという事になります。

球持ちが良い方が球速より球が速く見えると言われますが上原投手は球持ちが悪く・短くても球速以上に球を速く感じている選手が多い投手です。

よって、「球持ちが良い・長い=球速以上に感じる」というのは間違えという事になる。

かつ、「球持ちが良い・長い=良い投手」というのも間違えという事になるだろう。

上原投手のテクニック①日によって足の上げ方を変えて、打者のタイミングをズラす。

上原投手のテクニック②投球動作の始動からリリースまでの時間を短くし、打者に考える時間を与えない

今回は上原投手の記事だけをまとめた。

球持ちという言葉の曖昧さがさらにわかりにくくなる結果となった。しかし、私個人としても球持ちが良い・悪いというものはなく長い・短いという表現が一番だと考える。長い・短いを屈指して打者を翻弄する技術の事を”球持ち”ということになると考える。そして、球速を速く感じる、つまり”ノビ”のある選手は球持ちが長い・短い関係なく、他の要素が関係している事がわかった。

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投稿者: 大林智也

新潟県内で「体修塾」という名で野球の個別指導をしています。 激しい変化の時代に、野球にどのような可能性があるのか、日々考えています。 そして、野球をplayすべての選手たちが「野球を楽しむ」ことができるように、変えていきたいと思っています。そのための、「個別指導」。これからの野球は個別指導・少人数練習が主流になります。このmind setを広げるために2016年から活動しています。 [経歴] 新潟県柏崎市出身 中学:柏崎リトルシニア 高校:新潟県立柏崎高等学校 大学:日本体育大学 体育学 学位 中高保健体育教員免許保持 大学院:上越教育大学大学院 教育学 修士 スポーツ心理学専攻 2019年まで学校現場で子供たちを指導してきました。2020年に独立。 選手としては五流。ですが、体育大学に入学できるほどスポーツ全般・運動が得意です。加えて、大学院までいき運動学の研究の分野にも関わっています。 ただ野球が上手いだけでない。 「野球」×「運動学」×「教育現場」×「研究」×「トレーナー」を掛け合わせ野球指導者です。 よろしくお願いします。 #体修塾 #個人指導  #ラプソード

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