科学する野球 バッティング&ベースランニング 平野 裕一
第1部 バッティングの科学 The Science in Batting
Batting4 〜グリップを科学する〜左右の手からの力とグリップ位置
【バットを短く握ってもそれほど効果的ではない。】
・ティーバッティングとピッチングマシンからのボールを打った場合とでみると、どちらの場合も短く握るとバットのヘッドスピードは遅くなった。短く握るとバットの回転は速くなるのだけれども回転の半径は短くなることで遅くなったのである。
・バットを短く持ち替えてもスイング時間は変わらないし、打撃タイミングの向上は認められなかった。さらに短く持ち替えた際にスイングの準備動作が遅れることで振り遅れが増える可能性が示されたという。
バットを短く持ってもスイング時間は変わらない。なので、あれば遠くに飛ばせるように長く持った方が良い。しかし、長く持った時のデメリットは、バットの根っこが長くなることである。「長さの克服」という考え方がないといけないということになる。
「BSH宮川理論新潟支部」体修塾
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