「GRANDSLAM.3」2

GRANDSLAM.3 河野 慶

【相対性時間軸の法則】

みかんを2つ持ったおじさんがお嬢さんに違うスピードで投げられたみかんをキャッチできないという場面でも話しだ。

”相対性時間軸の法則”

人間の目は2つの速度を同時に認識できない。別々のスピードで投げたみかんを取るのは難しい。写真で2つの速度の物体を撮影すると一方はブレる、または両方ブレる。その原理と同じ。そして、”ピッチング”とは「身体の軸の移動」と「ボールのリリース」が別の時間軸を持ってるということ。

良い投手の評価に”球持ちの良い投手”というのがある。それは打者からすれば投手の「体の重心」は向かって来ているのに「腕の振り」が、なかなか現れないことを意味する。その2つの時間軸を打者の眼は認識できないのでタイミングがとりづらくなりボールを捕らえきれなくなる。

過去に球辞苑に球持ち特集があった、その時にも議論になっていた速さや力感のギャップの話。中学生を指導する中で私が大切にしているのもこれ。これが一番打者を抑えるために重要だと考えている。力感が出しながら、腕にガッチガチに力を入れて、気合いも載せて150km/hのストレートを投げても打たれます。しかし、力感なくステップしつつ、一気に反転して、腕が体に振られ、リリースが低く、前になることで120km/hぐらいでも抑えられることもあります。

私は、後者を強者だと考えています。

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投稿者: 大林智也

新潟県内で「体修塾」という名で野球の個別指導をしています。 激しい変化の時代に、野球にどのような可能性があるのか、日々考えています。 そして、野球をplayすべての選手たちが「野球を楽しむ」ことができるように、変えていきたいと思っています。そのための、「個別指導」。これからの野球は個別指導・少人数練習が主流になります。このmind setを広げるために2016年から活動しています。 [経歴] 新潟県柏崎市出身 中学:柏崎リトルシニア 高校:新潟県立柏崎高等学校 大学:日本体育大学 体育学 学位 中高保健体育教員免許保持 大学院:上越教育大学大学院 教育学 修士 スポーツ心理学専攻 2019年まで学校現場で子供たちを指導してきました。2020年に独立。 選手としては五流。ですが、体育大学に入学できるほどスポーツ全般・運動が得意です。加えて、大学院までいき運動学の研究の分野にも関わっています。 ただ野球が上手いだけでない。 「野球」×「運動学」×「教育現場」×「研究」×「トレーナー」を掛け合わせ野球指導者です。 よろしくお願いします。 #体修塾 #個人指導  #ラプソード

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