GRANDSLAM.3 河野 慶
【空間支点能力】
身体の部位をどの軌道で動かせば最も効果的か、自己の身体を含めて空間全体を把握している能力。
武道においては、巻き藁打ちの鍛錬により、常に自分の力が出るところを把握する。「フットワーク」と「身体の面の入れ替え」この反復によって自分の”型”を覚える。それによって野球の投球においては主に自分の腕・肘がどこを通過して、握りのリリースに至ればいいか、グラブの引き手がどこにあればいいのかを知る。打撃においては、ボールをとらえるべき場所、身体の面の入れ替えのポイントを理解している。
これは、武井壮さんも色々なところでお話しされている「武井壮が武井壮を自在に操れる状態」という事だろう。
選手に指導していても、良い状態をイメージに残しておいて身体で何度も再現できる選手は強い。逆に、忘れやすい人間は弱い。これはできれば頭の中でも理解しておいてほしい。頭で理解できている状態とは、言葉で他者に説明できる状態である。
この力を育むのが小学校までの教育だろう。無駄な知識を詰め込むのではなく、言葉で他者に何かを伝え、納得してもらう経験を多く学んでほしいものだ。
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