GRANDSLAM.10 河野 慶
【蔵座の鋭い視点】
蔵座:「質問があります。どうして人間の身体特性は”4タイプ”に分かれていのですか?」
渡辺監督:「なぜ4つに分かれているのか…それが事実であること以外わからない。だが言えるのは、人間は生物としての個体差がある…個体によりできることとできないことがあるからこそ、お互いを認め合い力を合わせていれば、より大きな力を生み出せる集まりになれるんだ。」
これは、私も4スタンス理論を初めて目の当たりにした時にも思ったことである。人の数だけ身体特性があると思っていた私は、「なぜ4つに分けられるの?」と言う疑問を抱き、「1つよりはマシか。」というぐらいの認識である。
ぜひ、上記のことを上手く説明できる4スタンス指導者にお会いしたい。
しかし、他者と自分の違いを認めて、お互いの技術や体格、できることを認め合うという考え方は素晴らしいと思う。できないことを否定することは誰にでもできる。よく指導者もできないことに対して怒ることしかできない方もいる。それは、違うと私は思う。加えて、それは「自分には指導力がありません。」ということを表しているのではないかと思う。なので私は、チーム指導をする時に、一番上手くない選手(批判的な意見でなく)から教えていくようにしている。
かつ、上手くない選手は自分が上手くないことを認識していることが多いので、成長に一番必要な”素直”をいう能力を持ち合わせていることが多い。素直に加えて正しい努力方法を指示できれば選手は必ずある程度までは成長する。それすら放棄するのは指導者としてどうだろうか。
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