「東大と野球部と私」7

東大と野球部と私 桑田真澄

【第2章 勝つために、自分から変わろう−指導日誌①2013年春季リーグ】

[アウトローを磨くドリル]

・練習を見ていて、「とにかく守り勝つ野球を固めなくては」と強く思いました。

弱小=守り勝つ」という固定概念。打ち勝つという意思決定と覚悟がないだけだと思う。

・「野球を楽しもう」とよく言われますが、このままでは楽しむ事はできないし、勝たないと喜びも味わえない。なんとか連敗を1日も早く止めて、「1勝」の重みを経験させてあげたい。

・「アウトロー目がけて10球、3セット投げてみよう」と提案しました(これを「インターバルピッチング」と言います)。

・アウトローに投げる体の使い方さえ覚えれば、握りを変えるだけで変化球が投げられます。アウトローは投球の原点と言っていいでしょう。

インターバルピッチについては、両方の意見がある。まず、ファスト系のボールがアウトローにカウント球が投げれないと投手としては厳しい。そこで、アウトローをインターバルピッチで、まず習得しておく必要があると思う。しかし、スポーツ心理学の世界では「ランダム練習」の効果は実証されていて、一つの事をできるまで継続練習し、ある程度習得してから次の練習に移行する方法と、できていなくても様々な練習を繰り返し行う練習では完全に後者の方が技術習得期間が長く継続するという研究がある。それを考えると、インターバルピッチでは2つ、3つのコースと球種を指定して「半ランダム練習」を推奨したいと思う。

#野球 #baseball #投球 #固定概念

広告

投稿者: 大林智也

新潟県内で「体修塾」という名で野球の個別指導をしています。 激しい変化の時代に、野球にどのような可能性があるのか、日々考えています。 そして、野球をplayすべての選手たちが「野球を楽しむ」ことができるように、変えていきたいと思っています。そのための、「個別指導」。これからの野球は個別指導・少人数練習が主流になります。このmind setを広げるために2016年から活動しています。 [経歴] 新潟県柏崎市出身 中学:柏崎リトルシニア 高校:新潟県立柏崎高等学校 大学:日本体育大学 体育学 学位 中高保健体育教員免許保持 大学院:上越教育大学大学院 教育学 修士 スポーツ心理学専攻 2019年まで学校現場で子供たちを指導してきました。2020年に独立。 選手としては五流。ですが、体育大学に入学できるほどスポーツ全般・運動が得意です。加えて、大学院までいき運動学の研究の分野にも関わっています。 ただ野球が上手いだけでない。 「野球」×「運動学」×「教育現場」×「研究」×「トレーナー」を掛け合わせ野球指導者です。 よろしくお願いします。 #体修塾 #個人指導  #ラプソード

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。