田原総一郎さん「人間がものを考えなくなったら面白くないじゃん。」
[スマホで朝生]という番組内での発言である。
それに対して、落合陽一さんの発言にとても共感した。
「人間が何で”考える”ということを楽しいと教育させられるかというと、1600年以降の機械化の流れに対抗して、どうすれば人間は機械でないかというのをベースに我々は思考を組み立ててきたからだと思います。それはなぜかと言えば、我々は機械ができることとは違って自由意志を持って考えることができるということを拠り所として人間性を定義してきたわけです。そこでポイントなのは、我々が楽しいと思っていることの内に”考える”のが最高に楽しいと思っている人の割合は結構少ないです。」
「ポケモンGOをすると楽しいじゃないですか?結構なユーザーが楽しいと思うからダンロードするんです。例えば、日本ではUberって走ってないですが、ポケモンGOで何かアイテムを獲得するためにスポットを回すのと、Uberでお客さんを捕まえてリリースしてお金をもらうということにほとんど違いはない。その内に自由に頭を使って考えて楽しみを得てるかといったら、どちらとも労働の喜びではあるけれど別に頭を使っているわけではないと思う。で、そういう知的処理のほとんどをコンピューターがやることによって、僕らは、例えば体を動かすことが楽しいとか頭を使うことが楽しい別にその枠ぶみの外で頭を使うことで楽しみを得る。しかし、全員が共通して持っているちょこっと頭を使ってちょこっと手を動かすみたいな同じ作業がダブるということがなくなってくるということです。」
この落合さんの提言は素晴らしいと思う。
今まで生きてきて、「何かおかしい」「何で?」と思っていたことの全てが繋がった。
人間って「考えることを楽しい」と思っている人は少ないのだ。なんて単純なんだ。だから、「何でそういった行動を起こすのか」「何で変わらないんだ」「それで楽しいのか」「それじゃ、自分を苦しめるだけだろう」という感情が出てくるのか。私は、思考することが楽しい側にいたいと強く感じた。これからの社会で生きていくためには思考する人間でなければならない。思考することが楽しいと思えなければいけない。私はそれが標準装備されていてよかったと思う。幼少期の環境に感謝しつつ、これからも思考したいと思う。
私は思考を止めない野球指導者でありたい。そう、強く思う。
#思考 #自由意志 #ポケモンGO