「攻撃的守備の極意」4

攻撃的守備の極意

立浪和義

【第１章　「立浪流」攻撃的守備の極意】

［守備の命となる一歩目］

・私が最も大事にしていたのは、なによりも一歩目のスタートだ。

・実際の投球、バッターのスイング軌道を見ながら、瞬時に判断して動く。私の場合、頭で考えるというよりは、体が勝手に反応するように集中力を高めていた。そのためには、構えた時にジッと止まらないことが大事。テニスプレーヤーがサーブを持つように、足を動かしながら待っておくと、一歩目が早く切れる。盗塁のスタートも同じだが、静から動よりも、動から動のほうが動きやすい。

・PL学園高校時代は、捕球位置に入るまでの走り方まで教わった。手を軽く握り、親指の爪を上に向けて、小刻みに腕を振る。こうすることで、素早く動くことができた。

私個人的な理論では、内野守備における打球を追う時の走り方にも考察を続けています。多くの内野手は走り方を間違えていることが多いです。ここでも、PL学園流の走り方について言及している点が素晴らしいです。試して見たいと思います。

スプリットステップにも言及している点では、もはや全野球界の基礎として全ての指導者がスプリットステップを教えるべきではないでしょうか。

「攻撃的守備の極意」3

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