攻撃的守備の極意
立浪和義
【第1章 「立浪流」攻撃的守備の極意】
[ボールとの距離感を大切に]
・一歩目のスタートに加えて、捕球の主なポイントは「ボールの右側から入ること」「ショートバウンドで捕ること」「グラブを下から上に使うこと」「懐を広く作ること」だ。
・「バナナキャッチ」ゴロのラインから自分の体を外し、左側にボールの軌道を置く。
・外野手にとっていちばん難しいプレーは「真っ正面のライナー」と言われることが多い。聞いたことがある読者も多いのではないだろうか。真っ正面にボールが飛んでくると、距離感を掴みづらいからだ。その結果、体が固まってしまう。ゴロも同じ原理で、正面に入ると動きづらい。意識的い打球から体をずらして、斜めから見るイメージを持つようにする。
・そうならないためにもショートバウンドの上がり際を狙って、足で攻める。
・「軽快なグラブさばき」や「柔らかいハンドリング」と表現されることがあるが、これはグラブを下から上へ使うからこそ成せる業だ。グラブの背中(手の甲側)が一度グラウンドに着く。バウンドが合わない時ほど、グラブを下に置いておく。
・私の場合はボールを捕球して、体に近づけてくる時間の中でボールを握り替えていた。
・体の前で補給して、胸に寄せてくるあいだに握り替える。ゴロの時と全く同じ考えである。
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