攻撃的守備の極意
立浪和義
【第1章 「立浪流」攻撃的守備の極意】
[特別対談前編 立浪和義×宮本慎也 守備の土台を築いたPL式練習法]
宮本:まず教わったのは、グラウンド整備のやり方でしたね。
立浪:これはもう、野球の技術以前の基本中の基本だからね。
グラウンド整備を嫌がる選手はそれまで。自分の命を預けるグラウンドを適当に扱うということは、そのまま「僕はうまくなるつもりはありません。」ということを行動で示してることになる。
宮本:普通は低い送球にはグラブの先が下を向くんですか、ヒザを曲げることで低い送球であってもグラブの先を上に向けて捕ることできるんです。グラブだけで捕りにいこうとすると、土手にあたってはじいたりすることがあります。それを、低い姿勢を取ることで、目とボールのあいだにグラブが入ってきて、ミスが少なくなるんですよね。
「グラブを立てる」を勘違いしている人が多い。本当の立てるた宮本さんがおっしゃっていることになります。
宮本:まずはそこなんです。そのあとに気づかいや心配り。先輩はもちろん、周囲の方々へ、しっかりと配慮をして生活していくということですね。それも、大人になってから、いろんな場面で生きていると思います。
野球道そのまま人道ですね。
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