投手論
吉井理人
【はじめに】
・おそらくそうなってしまうのは、ピッチャーというのがすごく理不尽なルールの中で野球をやらされているからだと思う。たった三割打たれれば、それこそピッチャーの負け、打者の大勝利である。それでもプレー前に一人だけがボールを持ち、試合を進める権利を与えられている。ほとんどのプロ野球選手が一度はピッチャーだったことがあるように、皆が憧れるポジションだということ。それだけ特別なポジションなのだから、理不尽左にも孤独にも耐えなくてはならない。
・それでも投手に大切なのが「メンタル」と「コンディション」であるのは最初にコーチに就任した頃から同じ考えであり、今回もう一度この本を見直してみて、あの時、こんなことを考えていたのか、と自分なりに納得したことも多い。
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