東大と野球部と私
桑田真澄
【第3章 敗戦の中で続く成長】
[二度目の屈辱]
・この日のテーマは、「どうしたらランナーを進められるか、点を取られるか」。〜そういった場面を想定し、走者一、二塁、1アウト一、三塁、あるいは1アウト二、三塁といった実践形式で、打撃、スクイズ、重盗、エンドランの練習を行ないました。30分やったら攻撃側と守備側を交代。点を取るほう、守るほう、両方の立場からの実戦練習です。〜東大守備陣のミスの半分以上は送球エラーだからです。
・野々垣コーチも「ゲッツーを狙う4.6.3のとき、二塁手は打球を捕るのに必死です。だから遊撃手が『ハイ』と声をかけてあげよう。声の主が目標になり、投げやすくなる」と指導してくれました。
東大野球が勝てないのは打てないだと思う。宮川理論を実践してください。現状で全然打てないのであれば、いろいろためにしてみればいいと思う。それだけです。
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