東大と野球部と私
桑田真澄
【第4章 大事なことは「明日」と「次」】
[小さな成功体験を積み重ねる]
・この日は、外科医であり筑波大学硬式野球部部長兼チームドクターの馬見塚尚孝氏が練習見学にやってこられました。昭和43年の4月生まれ。僕と同い年の先生で、少年硬式野球ボーイズリーグのチームで小学生の指導もされているそうです。まずはスポーツ医学に関して話が弾みました。
・ここで話題に上ったのが「キープ・ウォーム」と言う考え方です。体表面温度が32度以下になると抹消神経への伝達が遅くなり、体の動きが自分で思うより少し遅れて、怪我をリスクが高くなるそうなのです。昔から投手はベンチにいる時にジャンパーを羽織る習慣がありましたが、昔の人は表面温度を下げない方がいいことを感覚的にからっていたのでしょう。僕自身も、汗をかいたら体が冷える前にアンダーシャツをこまめに変えていました。
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