谷繁流キャッチャー思考
谷繁元信
【第2章 配球を考える】
[一試合分の配球も何も見ずに言う訓練]
・もう一つ、キャッチャーにとって欠かせない訓練があります。それは、記憶力の訓練です。
・大矢さんあバッテリーコーリだった頃、「一試合分の配球を1回から9回まで何も見ず全部言えるようにしろ」と言われたことがありました。仮に一試合の投球数が120球だったとしたら、その120球全て「何の球だったか空で言えるようにしろ」と言うのです。
・この訓練はとてもタフです。やるかやらないかは自分次第ですが、僕はキャッチャーには絶対必要な訓練だと思っています。
・野球では、根っからの天才はいないと僕は思います。練習しなくてもできる人のことを天才と言いますが、野球ではそんな人を見たことがありません。技術だけではなく、性格的なことも訓練によって必ずできるようになっていくはずです。
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