「攻撃的守備の極意」33

攻撃的守備の極意

立浪和義

【第4章 守備を変えるグラウンド環境と道具】

[ホーム球場のアドバンテージ]

・ナゴヤ球場は本拠地ということもあり、グラウンドキーパーの方とも親しくさせてもらっていた。一緒に相談しながら、土の状態を調整してもらうこともできたのだ。

・盗塁王の常連だった赤星憲広選手(元阪神)が現役のことには、彼が走りやすくなるように走路の土を硬くしていた。特に一、二塁間の走路がそうだ。硬い方が、ランナーはスパイクで土をしっかりと掴むことができて走りやすい。

・これは見ている人にはわからないが、土のグラウンドの方が手にボールが馴染んで投げやすい。〜ごろが転がる間にボールの表面の牛革が土にうまい具合にまみれてくれるからだ。特に黒土のグラウンドは、いい具合に馴染んでくれる。〜土に塗れることで、不思議とボールが軽くなる感覚まであった。それぐらい、いい感じになる。同じボールを使っているのに、人工芝と土のグラウンドでは体に感じる重さが違うのだ。

これはプロフェッショナルな意見だ。

アマチュア選手にも落とし込むのであれば、選手には自チームのグラウンドの自分のポジションぐらいは管理して欲しい。練習中にイレギュラーによる怪我など防止しなければいけないのは当然だが、それより「ゴロ恐怖症」になってはいけないということが一番大切である。

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#野球 #baseball

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投稿者: 大林智也

新潟県内で「体修塾」という名で野球の個別指導をしています。 激しい変化の時代に、野球にどのような可能性があるのか、日々考えています。 そして、野球をplayすべての選手たちが「野球を楽しむ」ことができるように、変えていきたいと思っています。そのための、「個別指導」。これからの野球は個別指導・少人数練習が主流になります。このmind setを広げるために2016年から活動しています。 [経歴] 新潟県柏崎市出身 中学:柏崎リトルシニア 高校:新潟県立柏崎高等学校 大学:日本体育大学 体育学 学位 中高保健体育教員免許保持 大学院:上越教育大学大学院 教育学 修士 スポーツ心理学専攻 2019年まで学校現場で子供たちを指導してきました。2020年に独立。 選手としては五流。ですが、体育大学に入学できるほどスポーツ全般・運動が得意です。加えて、大学院までいき運動学の研究の分野にも関わっています。 ただ野球が上手いだけでない。 「野球」×「運動学」×「教育現場」×「研究」×「トレーナー」を掛け合わせ野球指導者です。 よろしくお願いします。 #体修塾 #個人指導  #ラプソード

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