「東大と野球部と私」45

東大と野球部と私

桑田真澄

【第6章 科学の視点から野球を再認識する】

[これまで培ってきた感覚の再考]

・このプロジェクトでは、投球の「コントロール」と「キレ」について神経科学の観点から迫るという方向性を打ち出しました。

・僕はストレートとカーブでは右腕の動きが違うイメージを持っていたのですが、映像を実際に見て見ると手首の使い方以外はほとんど同じだったのです。

・また、超スロー映像やモーションキャプチャーシステムで計測したデータを分析したところ、左足を上げるタイミング、踏み込みタイミング、体の回転、投球腕の軌道、そしてリリース位置のどれもが、1球ごと、球種間でほとんど誤差がなく、高い再現性が見られました。ある海外の研究者の報告によると、投手のボールリリースのタイミングはわずか1000分の数ミリ秒の誤差しかないそうです。これだけ全身を使った運動で、かつ150キロに迫る球速のボールを投げる中で、たったそれだけの誤差でボールリリースを制御できていることに、改めて人間の能力の凄さを感じました。

 

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投稿者: 大林智也

新潟県内で「体修塾」という名で野球の個別指導をしています。 激しい変化の時代に、野球にどのような可能性があるのか、日々考えています。 そして、野球をplayすべての選手たちが「野球を楽しむ」ことができるように、変えていきたいと思っています。そのための、「個別指導」。これからの野球は個別指導・少人数練習が主流になります。このmind setを広げるために2016年から活動しています。 [経歴] 新潟県柏崎市出身 中学:柏崎リトルシニア 高校:新潟県立柏崎高等学校 大学:日本体育大学 体育学 学位 中高保健体育教員免許保持 大学院:上越教育大学大学院 教育学 修士 スポーツ心理学専攻 2019年まで学校現場で子供たちを指導してきました。2020年に独立。 選手としては五流。ですが、体育大学に入学できるほどスポーツ全般・運動が得意です。加えて、大学院までいき運動学の研究の分野にも関わっています。 ただ野球が上手いだけでない。 「野球」×「運動学」×「教育現場」×「研究」×「トレーナー」を掛け合わせ野球指導者です。 よろしくお願いします。 #体修塾 #個人指導  #ラプソード

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