野球センスの極意
立浪和義
【第1章 「立浪流」野球センスの極意〜センスの実態・高め方】
[後天的な野球センスは、練習や試合で伸びていく]
・「足の速さ」は先天的だが、「走塁面の野球センス」に話を広げれば、盗塁のスタート、相手のタッチを交わす巧みなスライディング、ベースランニングのうまさ、走塁の判断力など、実は後天的に身につく要素が多いこともわかる。
・特に捕ることは、成人してからでも技術を習得できる。練習でノックをたくさん受け、大事にすべきポイントをしっかりと押さえれば、捕球は上達する。このあたりは、「守備センス」の章(第3章)で詳しく紹介した。「正しい努力法」で、様々な野球センスを身につけ、レベルアップさせていくことが可能なのだ。
・先天的・後天的双方の野球センスに言えるのは、練習を積み重ねなければ、試合で使えるものにならないこと。先天的才能を生かすのも「センス」、正しい努力ができて後天的に成長できるのも「センス」。野球センスを生かすも殺すも、自分次第なのだ。
・読売ジャイアンツやニューヨーク・ヤンキースなどで活躍した松井秀喜選手は「努力できることが才能である」という言葉を座右の銘にしていたと聞くが、まさにその通り。
「センス」の定義が難しい。私個人も再考を続けたいと思います。
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