【選択と集中】
様々な意味でこの言葉を使う方々がいると思う。
体修塾では、選手の成長段階に応じて、今必要だと考えられる技術を選び、選択し、集中して練習する。選手の成長にのみ目を向ける。
集団の中の個ではなく、成長して自立した個が集団になることがこれからの社会では必要だと考える私は、野球でそれを選手に伝えていきたいと考えている。選択と集中もその考え方の一つである。
指導者が選手に求める打撃技術には何があるだろうか。
「長打が打てる」「ホームランが打てる」「ゴロが打てる」「送りバントができる」「セーフティーバントができる」「逆方向に打てる」「決め球の変化球が拾える」「ボールを振らない」「甘い球だけ振りにいける」「スイングスピードが速い」「タイミングを取れる」など上げればきりがないだろう。
では、この技術を全て選手に求めることが指導者にできるだろうか。
私はできない。
かつ、成長期別に小学生、中学生、高校生で身につける技術は異なることは当たり前だと思うのです。そして、一般論より個人差の方が大きいのは当たり前なので、全員が全体練習で同じ練習をしていることは良いのでしょうか?というと私は違うと考えます。
では、選手個人の成長段階に合わせて、できることとできないことを区別し、身につける技術選択し、やるべきことに集中し練習メニューを考える必要があります。指導者ができることはこれだけだと考えています。
躾することでも、人間性を磨くことでもないと考えている。
私は、個人指導を続ける中でこの作業を新潟で細々と続けています。
全ての野球選手が成長できる環境を野球界に創る。そのために、行動していきます。
#野球 #baseball