攻撃的守備の極意
立浪和義
【第4章 守備を変えるグラウンド環境と道具】
[ドーム球場の利点は、空調が効いて快適にプレーできること]
・夏場の13時は最も暑いときだ。外で汗をダラダラ流しながらアップをするのと、ドームの適温で働く能登では体力の消耗度が違う。特に夏場はどの選手も体力的に厳しく、バテやすい時期。この夏場に快適なドームでアップできるかどうかは、そのあとの戦いにも大きな影響が出てくるのだ。
・屋外球場の時はいわゆる「太陽ヒット」がある。太陽とボールが完全に重なってボールが全く見えなくなる現象で、やっている選手にしかわからない恐怖があるのだ。時には照明とボールが重なる時もある。
・デーゲームの時は薄暮もある。夕暮れで空が澄んでいるので、ボールが高く上がると空に溶け込んでしまうのだ。〜太陽、照明、薄暮でボールを見失った時は、見えていないことを他の野手に早く知らせることが大事だ。
next:「攻撃的守備の極意」37
back:「攻撃的守備の極意」35
#野球 #baseball