攻撃的守備の極意
立浪和義
【第4章 守備を変えるグラウンド環境と道具】
[メジャーの天然芝の難しさ]
・メジャーの本拠地の多くは天然芝を採用している。人工芝よりも芝が長いために、ゴロが失速することが多い。
・日本人の守備がメジャーリーガーに劣っているとは思わない。守備だけなら十分通用するはずだ。決して、負けてはいない。アトランタ・ブレーブス時代の川上憲伸投手が「二遊間、守備だけならアライバの方がうまいですよ」と話してくれたことがある。
・守備の何が通用するかと言えば、足を使って捕り、足を使って投げることだ。肩の強さはかなわないが、フットワークで勝負ができる。これは小さいことから、「基本を大切に」と叩き込まれているからだろう。
・20年ほど前のセカンド・ショートは2割5分ぐらいの打率で合格点だったが、今は3割近いバッティングが求められる。守備のスペシャリストとしてレギュラーを張るのが難しい時代になっている。
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