「野球センスの極意」12

野球センスの極意

立浪和義

【第2章 打撃センス解説&列伝〜野球センスを磨くベッティング】

[バットコントロールのセンスを伸ばす]

・(トップの位置)「深くとる」と書いたが、詳しく示せば、「ステップした前足と、バットを持った手の距離をできるだけ離す」感覚だ。

・自分の背中側でなく、捕手側に引く。「割れ」とも表現される技術だ。手が体に近ければ近いほどインパクトまでの距離が短くなり、バットコントロールの時間がなくなる。逆に体から遠ざければ、インパクトまでの距離が長くなり、コントロールの時間も生まれる。

・インコースのストレートを狙う際、私は体からグリップを少し離すようにしていた。こうすることで、体とグリップのあいだに空間が生まれ、いわゆる「懐が広い状態」を作り出せる。

・内角を打つには高い技術が必要であることは間違いない。ヘソに近づけたヒジを視点にして、ヒジをたたんだまま、どれだけバットを操作できるかにかかっている。インコースが窮屈になる選手の共通点は、ヒジが伸びきってしまうこと。

大事なのは「トップ」ではなく「芯」の位置です、長く取らなければいけないのは芯の道のりです。最近のプロ野球選手のスイングを見てください。踏み込み足をついた時に従来の立浪さんのいうトップの位置にグリップが残っている選手は一流の選手の中にはいません。ソフトバンクのレギュラー陣のスイングを見てください。日本代表クラスのスイングを見てください。

元プロ野球選手の感覚論に騙されないでください。今、現在あるものに目を向けてください。

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#野球 #baseball

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投稿者: 大林智也

新潟県内で「体修塾」という名で野球の個別指導をしています。 激しい変化の時代に、野球にどのような可能性があるのか、日々考えています。 そして、野球をplayすべての選手たちが「野球を楽しむ」ことができるように、変えていきたいと思っています。そのための、「個別指導」。これからの野球は個別指導・少人数練習が主流になります。このmind setを広げるために2016年から活動しています。 [経歴] 新潟県柏崎市出身 中学:柏崎リトルシニア 高校:新潟県立柏崎高等学校 大学:日本体育大学 体育学 学位 中高保健体育教員免許保持 大学院:上越教育大学大学院 教育学 修士 スポーツ心理学専攻 2019年まで学校現場で子供たちを指導してきました。2020年に独立。 選手としては五流。ですが、体育大学に入学できるほどスポーツ全般・運動が得意です。加えて、大学院までいき運動学の研究の分野にも関わっています。 ただ野球が上手いだけでない。 「野球」×「運動学」×「教育現場」×「研究」×「トレーナー」を掛け合わせ野球指導者です。 よろしくお願いします。 #体修塾 #個人指導  #ラプソード

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