野球センスの極意
立浪和義
【第2章 打撃センス解説&列伝〜野球センスを磨くバッティング】
[ピッチングマシンを使って打つ時は、目的意識を持つこと]
・打撃センスを磨くには「タイミングをとることが重要」だが、フリーバッティングの時から、実際に投手が投げる球を打つのが理想。プロ野球の試合前の打撃練習を思い出して欲しい。ピッチングマシンを使う球団はなく、バッティングピッチャーの球を黙々と打ち込んでいる。
最新はVRなどの技術も進歩してきているので、バッティングマシン+VRで手投げより有効的な練習ができる時代も来るのではないかと思う。しかし、試合では人間が球を投げますので、私も手投げの球を多く打つことが重要だと考えます。なので、打撃投手が仕事になるのだと思います。
・「マシンを打ってきていいですか?」と聞いてきたのが角中勝也だった。角中選手はマシンを打つのが好きで、自チームでもよく使っているという。〜本人が意識しているのは、「手(バット)を速く出す」こと。体に近い直球でも、手が反応すれば、対応可能となる。
・私もピッチャーによってはグリップを余らせて、ストレートに遅れないように準備していた。バッターは不思議なもので、短く持っただけで、「コンパクトに振ろう」という意識が生まれる。大振りしていたスイングが、コンパクトでシャープになってくるのだ。試合で結果を出すためには、短く持って泥臭くせめていくことも必要だろう。
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