谷繁流キャッチャー思考
谷繁元信
【第4章 キャッチャーの魅力を考える】
[練習のための練習をしない]
・三塁ベース付近でノックを受けて一塁に投げる練習では、捕球して二、三歩ステップしてから送球している姿が見られました。〜実際の試合では、キャッチャーは一歩で投げないと走者をアウトにすることはできません。
・その球団がどういう意図でそういった練習をしていたのか、聞いてみないと真意はわかりません。〜長年キャッチャーとして経験を積んできた僕の目には、それが「練習のための練習」のように映りました。
・三人とも一塁へのバックアップに三歩くらいしか動いていませんでした。〜僕が現役時代にその練習をやっていた時に、練習であっても当たり前のように一塁ベースの後ろまでバックアップのために走っていました。なぜならば、練習で繰り返した動きが、試合にそのまま反映されるからです。
・小さなミス、防げるミスは、絶対にしてはなりません。だからこそ、日頃の練習からそれを防ぐ癖をつけておかなくてはいけないと僕は思っています。
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