2017年読書合宿で読み進めた本。「人生の勝算」「限界の正体」「投手論」「野球センスの極意」などなど。その中、一番スムーズに読み進められた本がこの、
革命のファンファーレ 現代のお金と広告
西野亮廣
その、“おわりに”がとても印象的でした。
[おわりに]
「全ページを無料公開しよう。絶対に勝てる」
僕は担当編集者とマネージャーと友達数人に声をかけた。その時の彼らの返事はこうだ。「許可を取りに行くのはやめよう。途中で必ず止められる。謝るのなら、怒られてから謝ろう。やろう。」絵本『えんとつ町のプペル』の無料公開は、騒ぎになるまで吉本興業の社長も、幻冬社の社長も知らなかった。下っ端の僕らだけで無料公開の決定をしたのだ。決定権は偉い人(出世をした人)だけが持つ特権だと思われているが、違う。「決定権」は、覚悟だ。
「面白いのですが、一旦持ち帰って、上の人間に確認します」と言う新人と、「面白いので、僕がなんとかします」と言い切る新人。同じ新人でも、後者には覚悟がある。決定権がある。膝を震わせながら、それでも「なんとかします!」と言い切って、挑戦し、例えば敗れた新人を、周りの人間は見捨てるだろうか?いいや、見捨てない。その新人が見せた覚悟は応援に値し、必ずもう一度チャンスがやってくる。未来は「覚悟」に比例する。一切の決定を自分ではない誰かに委ねる人間には、その覚悟相応の未来しか待っていない。
キミに決定権はあるか?
好きなようにやらせてもらえないことを立場のせいにしていないか?売れない原因を環境や時代のせいにしていないか?自分の不満を誰かが解消してくれることを待っていないか?
これまでたくさんの人を見てきたが、成功者は必ず決定権を持っている。そして決定権は今この瞬間に待つことができる。あとはキミの覚悟次第だ。
お金の価値が変わり、働き方が変わり、道徳が変わり、何もかもが猛スピードで変わっていくこの時代を、まるで働きが読めないこの時代を、乗り越えたいのだろう?それでも守りたい家族やスタッフや、信念があるのだろう?
ならば、目の前で起こる変化に、即座に対応しなければならない。他人に決定を委ねると出遅れる。環境に決定を委ねると癖になる。守るべきものが守れなくなる。
この時代を生きたいのなら、自分の人生を生きたいのなら、決定権を待て。今、この瞬間にだ。
周りが何と言おうと、世間が何と言おうと、昨日までの常識が何と言おうと構わない。キミの人生の決定を、他人や環境や時代に委ねるな。キミの人生はキミが決定しろ。常識に屈するな。屈しないだけの裏付けを持て。それは行動力だ。それは情報量だ。
僕はまもなくこの本を書き終える。そして直後に、次の行動を起こす。
キミはまもなくこの本を読み終える。さあ、何をする?キミの革命のファンファーレを鳴らすのは、キミしかいない。
頑張ってください。応援しています。
西野亮廣
ここまでが、本文です。
私も行動する。皆さんも行動しませんか?
#人生 #新しい価値観