「野球センスの極意」24

野球センスの極意

立浪和義

【第2章 打撃センス解説&列伝〜野球センスを磨くバッティング】

[逆方向に打つセンスを持った井端弘和、宮本慎也]

・そんな中、「当てるのがうまい」と思ったのが、亜細亜大学から中日に入ってきた井端弘和選手。フリーバッティングから、右方向に打つことを徹底して繰り返し、気持ち良く引っ張ることはほとんどなかった。

・逆方向に打つには、「バットの軌道(スイング)をインサイドアウトにする」「ボールを長く見る」「ステップを狭く」という技術が必要になる。

・PL学園の後輩・宮本慎也選手も右打ちのセンスに長けていた。ボールを引きつけて、呼び込んで、逆方向に転がす。特にランナー二塁の時は進塁打の意識を強く持っていた。チームにとっては、非常にありがたい存在だ。

・私も調子が悪くなると、フリーバッティングの時からショートの頭を目標にして、逆方向に打つ練習を繰り返していた。そう考えると、逆方向に打つ意識を持つことは、打撃センス、野球センスを磨く重要な練習と言えるのかもしれない。

最後の文章について、理論のすり替えがあるので注意して欲しい。逆方向に打つ練習をする目的はインサイドアウトのスイングを身につけるためである。決して、逆方向に打つことを目的にしてはいけない。インサイドアウトのスイングが身について入れば、引張てもいいのである。それを、「逆方向を狙えばいい」という逆方向絶対主義に変換することは従来の指導者の上等手段なので注意しよう!

next:

back:

#野球 #baseball

広告

投稿者: 大林智也

新潟県内で「体修塾」という名で野球の個別指導をしています。 激しい変化の時代に、野球にどのような可能性があるのか、日々考えています。 そして、野球をplayすべての選手たちが「野球を楽しむ」ことができるように、変えていきたいと思っています。そのための、「個別指導」。これからの野球は個別指導・少人数練習が主流になります。このmind setを広げるために2016年から活動しています。 [経歴] 新潟県柏崎市出身 中学:柏崎リトルシニア 高校:新潟県立柏崎高等学校 大学:日本体育大学 体育学 学位 中高保健体育教員免許保持 大学院:上越教育大学大学院 教育学 修士 スポーツ心理学専攻 2019年まで学校現場で子供たちを指導してきました。2020年に独立。 選手としては五流。ですが、体育大学に入学できるほどスポーツ全般・運動が得意です。加えて、大学院までいき運動学の研究の分野にも関わっています。 ただ野球が上手いだけでない。 「野球」×「運動学」×「教育現場」×「研究」×「トレーナー」を掛け合わせ野球指導者です。 よろしくお願いします。 #体修塾 #個人指導  #ラプソード

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。