洞察力 弱者が強者に勝つ70の極意
宮本慎也
【はじめに】
・エースと4番が集まるプロ野球で生き抜くには、「脇役の一流」を目指すしかないと道を示してもらったのだ。
・入団当時は守備には自信があったが、打撃は勝負にならなかった。〜レギュラーを確保するためには守備で評価を高めつつ、個人よりチームを優先するチーム打撃を磨くことが近道だと考えた。
個人的な意見として、この考えかたはステージによって異なってくると考える。少なくても小・中学生のステージに当てはめるべきではないと思う。なぜか、例えば野球界に「身長の小さい、体格に恵まれない選手は2番or下位打線でバント、進塁打、四球狙い要因」というバイアスがある。これを、小学生に当てはめると、3月生まれと4月生まれでは単純に1年間生きてる長さが違うので体格は違いがあって当たり前である。これは20歳に向かう段階で差がなくなってくるのだが小学生段階では体格に差があることが当たり前であると言えるだろう。成長スピードも早熟の選手と晩成の選手がいるので小学生の時に小さいからと行って、その選手の未来を決めつけることは指導者にはできないはずである。なのにもかかわらず、小学生の時の相対的な身長という要因のみでバント、進塁打を打つことのみを役割として与えられていた選手が高校生になった時に成長期がきて、身長が急激に伸びた時にいきなりホームランバッターになるかというとそうはならないと考える。もっと言えば、「バントばっかり、野球ってつまらないな。」と思い、野球をやめてしまうかもしれない。この話は、野球人口減少という問題にも繋がってくると考える。この、宮本さんの意見を小・中学生に当てはめないでください。
・自己分析が何よりも重要なのは〜
この力はとても大切だと思う。「自己との対話」皆さんは日々していますか?これはとても難しいことですし、できればやりたくないことかもしれません。
私が選手に伝えていることを共有させてください。野球を通じて人間育成をと考える方には是非知って置いて欲しい考え方です。
私は、選手に野球を通じて「自己指導能力」をみにつけて欲しいと考えています。自己指導能力とは以下の3つの要素で成り立っています。
⑴「自己志向力」
⑵「協調力」
⑶「自己超越力」
この三つ目が私の考える自己分析になります。つまり、自分を俯瞰的・客観的にみるということ。そして、俯瞰的に見る時に、自分の価値観というフィルターだけでは偏りが出てしまうので、より自分自身は俯瞰的に見るためには価値観を広げたり、様々な価値観を持っているとより深い自己分析ができることになると思います。「一方向からみるべからず。」です。
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