野球センスの極意
立浪和義
【第3章 守備センス解説&列伝〜野球センスに必須の守りの鉄則】
[オシャレなプレーの前に、優れたスローイングが、基本的な守備センス]
・私は守備における、まず基本的なセンスとは、「投げること」、すなわちスローイングだと感じている。自分が狙ったところに、しっかり投げられるか。プロならできるのは当たり前と思うかもしれなが、意外にそうでもない。悩みを抱えている選手は結構多いのだ。そして、投げることに問題があれば、レギュラー定着は難しい。
・球場内の注目を一身に集める中で、淡々と、全力投球ではなく7~8割の力で打ちやすい球を投げる。
・10の力だけでなく、8や6の力でフワーっとした山なりでも、一塁手の胸にピタッとストライク送球ができている。抽象的な表現だが、「指先のセンスの優れている」と表現してもいい。どのくらいの力で、どこでボールを放せば狙ったところに投げられるのかが、自分自身の感覚に刷り込まれている。磨き上げられたセンスと言える。
・こんな練習も面白い。10メートルほど先に、ボール用のカゴを置き、そこに何球入れられるかを競うのだ。カゴに入れるには、ライナーではなく、山なりの軌道で投げる必要が出てる。遊びの要素もあり、小学生や中学生は楽しみながらセンスを磨くことができる。
この練習を練習メニューに加える。道具と場所の設定を考えたいと思います。対象は小・中学生だと思います。神経系のメニューになると思います。オフシーズンには丁度いいのではないでしょうか?
・スローイングで例えるなら、強く投げるのは得意だが、優しく投げるのは苦手、となる。
next:
back:
#野球 #baseball