洞察力 弱者が強者に勝つ70の極意
宮本慎也
【第1章 一流と二流を分けるもの】
[洞察3 一流に通じる言語感覚]
・面白いのが、打撃コーチから指導を受ける時も「右腕を内側から出すように」と理論的に指導されるよりも「バン」「ドン」「シュ」と擬音語で言われた方が分かりやすいと話していたことだ。
イメージ言葉というのはとても大切です。例えば、意味のみで理解している選手は打席内で「軸足をこうして、押し手をここにして、角度はこうで、タイミングはこうで、あーで、こーで…」と考えていては間に合いません。実践は基本的には自動化していないと結果に繋がりにくいのですが、何かあった時の処方箋をイメージ言葉として持っていることは安心材料になります。
・私は内心、これまで苦戦が目立っていた日本人の内野手で一番成功するのではないかと思っていた。西武時代には、オフに1人でウインターリーグを見にベネズエラに遊びに行っていたという。海外への順応性と明るさという部分で大リーグ向きだと思っていたからだ。付帯条件が多い契約に縛られて、出場機会が少なかったのは残念だった。
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