洞察力 弱者が強者に勝つ70の極意
宮本慎也
【第4章 成長 成長する人、しない人の小さな違い】
[洞察36 本番に強い選手、弱い選手]
・逆に「本番に強い」といわれる選手には、頭が良いと感じさせられる選手が多い。最近で言えば、阪神の福留康介だろうか。大リーグのシカゴ・カブスなどでも活躍した福留だが、40歳となり、全盛期に比べれば力は落ちているはずだ。
・ところが、2016年シーズンには打率3割1分1厘をマークするなど、試合を決める局面での活躍が目立った。今まで積み重ねてきた練習と、この場面、このカウントでは、この球種が来るとヤマを張る胆力に長けているからだろう。その証拠にヤマが外れた時には、平気で見逃し三振をしてベンチに帰ることがある。
・試合を左右する場面では、ヤマを張れる選手が多い。来たボールに対応するタイプの選手は、予想通りの結果を出せることが多いからだ。
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