本日、午後からの時間を使い一本の映画を鑑賞した。
『42〜世界を変えた男〜』
4月15日。その日、大リーグではグラウンドにいる全員が背番号「42」をつける。どのチームの、どの選手も。敵も、味方も、関係なく。「42」ーそれは、大リーグで唯一の、全球団共通の永久欠番。その裏側に、鳥肌の立つようなドラマがあった。※Amazon prime会員説明より
自分自身の、考え方や見識を広げるために人間は、読書をしたり、勉強したり、芸術鑑賞をしたり、実際に体験してみたりする。野球を志す上で、この映画を見て置かなければと思った。
物語は、実際に存在した近代大リーグ初の黒人メジャーリーガーでもあるジャッキー・ロビンソン選手についてのお話。
彼が活躍したのは1947年から1956年。戦後間もない時期でもあり、当時の大リーグは白人選手のみで、黒人選手は二グロと呼ばれ差別されることが当然の時代だった。その中で、ジャッキー・ロビンソン選手もひどい差別を受けていた。
・黒人が「でしゃばるな」とフラッシュボールどころか、頭部めがけて何度もボールを投げられた。
・チームメイトすら彼と同じテーブルで食事をしたり、一緒にシャワーを使うのを嫌がった。また、地元のファンすらロビンソンに生卵を投げつけた。
・故意にスパイクでユニフォームが裂け流血したこともある。
そんな差別を受け続けた彼が紳士的なプレーを続けられた理由は会長との約束があった。
(差別的な)攻撃に怒り、手を出してしまってら、「それ見たことか、やっぱり黒人は紳士のスポーツはできない」と言うことになってしまう。リッキー会長は、ロビンソン選手がそんな状況にも耐えうることのできる男だと踏んだのでした。
「黒人選手がプレーした前例のない環境の中で、偉大なプレーヤーでありかつ立派な紳士でなければならない、差別に対して仕返しをしない勇気を持つんだ。」と。
その活躍は黒人に対する偏見を変えるきっかけとなったと言われています。
ロビンソンの死後も、その功績は賞賛され続けている。ロビンソン選手のデビュー日である4月15日は「ジャッキー・ロビンソン・デー」とし、この日だけは42番の背番号をつけてプレーすることが許されています。
アメリカの歴史の中で最も重要な黒人といえばマーチン・ルーサー・キングであるが僅差で2位につけるのはジャッキー・ロビンソンであろうおと言われている。
私は、この映画を鑑賞して、”初めて”と言うものには障壁がつきもので、自分を認めてもらうには紳士的に行動を続ける必要があることがわかった。ジャッキー・ロビンソン選手に比べれば、日本の現状など恵まれた環境であるにもかかわらず、これだけ行動を起こせない日本は問題意識を持つべきだろう。
他者のことは置いといて、自分自身の行動を進めていこうと考える。
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